Kurmp is not HipHop!
EBSでのTight Eyez vs Juniorのバトルに関して、Tight Eyez本人のコメントが出てたので、日本語訳を付けました。
右下の字幕ボタンでどうぞ。そのとなりの設定ボタンから英語にも出来るぞ。
このコメントが出ても尚、心無いやつらからのコメントが止まらない状況ではありますが、俺はバッチリ筋通ってると思います。
“KrumpはHipHopじゃないんだ”ってのを繰り返し言ってますね。ここが一番ポイントなんじゃないでしょうか。
.
そしたら今度は炎上のポイントが変わってきて
“KrumpはHipHopじゃない?だったらなんでHipHopで踊るんだ!?”
“Tight Eyezラップやってんじゃねぇか”
“HipHopのおかげでKrumpがあるんじゃないのか?”
“んじゃ、今後フロアでKrumper見つけたら蹴っ飛ばしてイイ訳だな?”
とか、まぁinternet特有の飛躍したコメントが飛び交う始末。
.
Krumpの歴史についてはよく知りませんが、個人的にはこれまでにHipHopの影響を受けてきたことは間違いないとおもいます。
ただ、時間をかけて育ってきて、それがHipHopとはまた別のルールを持つようになった、というところは尊重すべきなんじゃないでしょうか。
なんならHipHopの非暴力のメッセージを担いで言葉の暴力をまき散らす奴らは、文化的な議論できるほど精神が成熟してないんでしょう。
.
ここで、KrumpのWildな瞬間のコンピレーションをどうぞ。
.
超WILDですね笑。Krumpやらないダンサーがこれを知らなかったってだけで。
HipHop BattleとかAll Style BattleでたくさんのKrumperを見たことがありますが(もちろんTight Eyezを含めて)
こういうWildなフィジカル・コンタクトは見たことありません。
俺はこのタイミングで、彼らがコレを封印して踊ってた、ということに気づいたわけです。
Krumperは、基本的に誰にでもフィジカル・コンタクトでぶつかってくるわけでもなく、相手との信頼関係がある中でのみこれを解放するんですよね。
今回のJuniorとのバトルにおいては、事前にそこが共有されてなかったからJuniorも困惑したってだけで。
.
なんにしても、Tight EyezとJuniorはすぐに和解してるし。
Krumperがフィジカルなコンタクトを含む踊りだってことが分かって。
かつ、他のジャンルのダンサーとバトルするときは、気をつけようねっていう前例が出来たと。
Krumpもb-boyもHipHopも、一歩前進したってことでいいじゃないでしょうか。
.
個人的にグっときたのは、6:50あたりの
“I’m a game changer, I’m a difference maker, everybody don’t like it? so what? That’s why I’m different. I take risk. I do things what I want to do.”
のあたりです。
俺はこういうアーティストが大好きで、俺自身もこうありたいと常に考えてます。
まわりがダメだって言うから、とか、セオリーと違うから、みたいなこと言ってたら、みんなと同じことしかできないんですね。
嫌われるリスクと向き合いながら、信じることを追求して磨き上げた結果、新しいアートが形になるわけです。
そして、このHipHopの世界にいる人全員が、そういった勇気あるアーティストのレガシーの恩恵を受けてるんですよね。
Props to Tight Eyez for speaking up!!
最高にクールだね
心無い発言をする人等は『土台が違う』とか云々無しに、どんだけこのbeefに勝ちたいんだか。文面見る限り論点まで変わってるし。